第173章

しばらく、体が固まった。

夫は別の女と不倫し、その女の母親がその件で私に会いに来た。なのにガブリエルの口から出れば、私はただ他人の揉め事に首を突っ込んだだけ、ということになる。

理由もなく苛立ちがこみ上げ、私は言った。「私に首を突っ込まれたくないなら、さっさと終わらせて離婚届にサインすればいいじゃない」

そして軽く笑う。「私に構って時間を無駄にするより、あの可愛い恋人のご両親をどう口説き落とすか考えたら? 受け入れてもらって、あなたの愛しい子を外に出させてあげなさいよ」

そう言った途端、ガブリエルの声はさらに低く沈んだ。

「……エンバー。わざとやってるんだろ? 俺を苛つかせたいだけか...

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